2歳を過ぎても続く子どもの指しゃぶりを見て「もしかして、うちの子は愛情が足りていないのかも…」と不安になっていませんか?
指しゃぶり=愛情不足という言葉をよく聞きますが、指しゃぶりには必要な役割やメリットもあり、育て方が悪い・愛情が足りていないわけではありません。
この記事では、2歳児の指しゃぶりの原因や、やめられない場合の正しい対処法を解説します。
子どもが指しゃぶりをしていると不安に感じる方も多いですが、自分を責めず、正しい対処法で指しゃぶりを卒業させてあげましょう。
2歳児の指しゃぶりの原因は親の愛情不足ではない

2歳になっても指しゃぶりが治らないのは、ママ・パパの愛情不足が原因ではありません。
よく指しゃぶりをしていると「愛情不足」という言葉に結び付けられてしまいます。
筆者の子どもも指しゃぶりをしており、周りの友達や親族からも心無い言葉をかけられたことがあります。

「〇〇ちゃん、寂しいの?」

「寂しいと指しゃぶりするらしいね」
「仕事忙しいの?」
しかし、子どもの指しゃぶりは愛情不足のサインではないため、自分を攻める必要はありません。
2歳児ごろの乳児期の指しゃぶりは、赤ちゃんの正常な発達過程の一環です。
赤ちゃんは生後5ヶ月頃になると、身の回りのものを手で掴み、口に持っていくことで、その感触や形状を学びます。
これは五感を発達させるための重要な行動であり、指しゃぶりもその一つです。
指しゃぶりは生後6ヶ月の時点で赤ちゃんの半数近くに見られ、つかまり立ちや伝い歩きといった他の発達行動が活発になるにつれて自然と減っていきます。
このように、ネガティブなイメージのある指しゃぶりですが、子どもにとって大切な役割があります。
指しゃぶりは愛情不足が原因とよくいわれますが、医学的根拠があるわけではないため、必要以上に悩まないようにしましょう。
2歳児の指しゃぶりの本当の役割

2歳児が頻繁に指しゃぶりをする行動は、親の愛情不足が原因だと誤解されがちですが、実際には子どもの心身の成長と発達において重要な役割を果たしています。
指しゃぶりは、赤ちゃん時代からの本能的な反射の名残であると同時に、複雑な社会生活に適応しようとする子どもにとっての「セルフケア」の手段です。
指しゃぶりの役割を正しく理解し、子どもの気持ちに寄り添った対応をとりましょう。
吸てつ反射の名残
2歳児になっても指しゃぶりが続いている場合は、吸てつ反射の名残による行動の可能性があります。
吸てつ反射とは、口に触れたものに吸い付く反射運動であり、乳児にとってはおっぱいを吸うことで生命を維持し、同時に深い安心感を得るための機能です。
通常、吸てつ反射は成長と共に自然に消えていきますが、指しゃぶりをすることで得られる心地よさから、幼児期以降も習慣として続いてしまうケースも少なくありません。
子どもの吸てつ反射は本能的に安心感を求めている行動であり、決して愛情が足りていないわけではないため、過度に心配しないようにしましょう。
安心感を得るための行動
2歳児の指しゃぶりは、子どもが日常生活で感じる緊張や不安を和らげ、安心感を得るための重要な「自己鎮静行動」です。
ちょうど2歳頃は保育園・幼稚園への入園や、兄弟の誕生、初めての場所への訪問など、環境の変化や集団生活の導入によって精神的なストレスを感じやすい時期でもあります。
子どもは不安を感じた際に、指しゃぶりによって自ら気持ちを落ち着かせ、ストレスに対処しようとします。
そのため、子どもにとって指しゃぶりは、大人が深呼吸したり、特定の行動をとったりして精神的に安心させる行動と同じです。
2歳児の指しゃぶりは自分の感情をコントロールし、環境に適応しようとする健全な発達の表れであることを理解しておきましょう。
退屈なときの時間つぶし
2歳児の指しゃぶりは、手持ち無沙汰や退屈なときの時間つぶしとしておこなっている場合があります。
特別な刺激や活動がない状況下で、子どもは手軽におこなえる指しゃぶりによって、感覚的な満足感や口寂しさを埋め合わせようとします。
特に、移動中の車内や、静かに座っていなければならない場面など、手や口を使った活動が制限されている状況で指しゃぶりの頻度が増すケースも少なくありません。
手持ち無沙汰や退屈している場面では、絵本を読んだり、手遊びをしたり、指しゃぶりの代わりになるよう親子でコミュニケーションを取るようにしてみましょう。
眠気を誘うセルフコントロール
2歳児の指しゃぶりは、眠りに入る際の入眠儀式(セルフコントロール)として、子どもが安心感を得て、自力で入眠するための重要な手段となっている場合が多くあります。
眠る前は環境が静かになることや、親から離れることへの不安を感じやすい時間帯です。
「眠くなると指しゃぶりをする」という子も多く、指しゃぶりによって気持ちを落ち着かせ、自身で眠りに付こうと試みている証とも言えます。
眠い時に指しゃぶりをしてしまった際は「子どもが成長して一人で寝付けるように自立している」と肯定的にとらえてあげましょう。
2歳児の指しゃぶりは遺伝の影響?生まれつきの個性

2歳児の指しゃぶりは、愛情不足や環境の影響だけでなく、子どもの生まれ持った個性や遺伝的要因にも影響されているといわれています。
指しゃぶりをしやすいかどうかは子どもの気質、特に「不安を感じやすい」「刺激に敏感である」といった傾向によって左右される側面があります。
双子の研究では、指しゃぶりの習慣に遺伝的な影響が見られるという報告もあり、親の養育環境や努力だけではコントロールが難しい要素といえます。
2歳になっても指しゃぶりが続く場合は「愛情不足」や「親の責任」ではなく、子どもが持って生まれた個性の一つであると認識し、過度に心配しないことが大切です。
2歳児の指しゃぶりのメリット

一般的に、指しゃぶりは「やめさせるべきもの」として認識されがちですが、2歳頃までは子どもの成長にとっていくつかのメリットがあります。
ここでは、2歳児の指しゃぶりのメリットを紹介するため、子どもの指しゃぶりに対して焦りや不安を感じ過ぎず、ポジティブな視点を持ちましょう。
成長を促す
2歳児の指しゃぶりは、口腔機能の発達を促し、今後の成長の土台作りになるというメリットがあります。
指を吸うという行為は、口周りの筋肉や、舌の複雑な動きを学習する探索行動の一種です。
そのため、指しゃぶりによって物を吸い込む「吸啜」の動作から、徐々に「噛む」「話す」といった複雑な機能に必要な口の感覚統合が進みます。
2歳頃までの指しゃぶりは、顎や口の筋肉を適度に使い、成長に必要な感覚を養うトレーニングとしての側面を持っています。
指しゃぶりは、将来の摂食や発語といった重要な機能の基盤を築く、成長を促す行動であるため、あまり否定的にならないようにしましょう。
精神安定剤になる
2歳児の指しゃぶりは、子どもにとって即効性のある精神安定剤として、不安定な感情を落ち着かせるという大きなメリットがあります。
指しゃぶりは、おっぱいを吸っていた頃の満たされた感覚を再現することで、不安やストレスを感じた際に自力で安心感を取り戻させます。
一方、不安が強い子どもは指しゃぶりがなければ泣き叫んだり、他の問題行動を起こしたりする可能性が高まります。
指しゃぶりは子どもにとって精神安定剤としても機能しているため、無理やりやめさせたりしないように注意しましょう。
集中力を高める
2歳児の指しゃぶりは、外部からの刺激を一時的に遮断し、集中力を高めるための習慣として役立つというメリットがあります。
何かに夢中になっているときや、難しい課題に挑戦している最中に、無意識に指しゃぶりをする子どもが見られます。
これは、脳の活動を一点に集中させ、課題解決に専念するための自己調整機能が働いている状態です。
指しゃぶりを頭ごなしに否定せず、その役割を理解して見守ることが大切です。
2歳児の指しゃぶりのデメリット

2歳児の指しゃぶりには、子どもの精神的な安定や集中力の維持といったメリットがある一方で、習慣化や長時間化した場合に無視できないデメリットも存在します。
特に、2歳を過ぎて習慣が定着すると、身体的な発達や健康、あるいは口腔機能に影響を及ぼすリスクが高まります。
2歳児の指しゃぶりのデメリットを正しく理解し、適切な時期に対策を講じられるようにしましょう。
歯並びが悪くなる
2歳児の指しゃぶりが長期間続くと、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼすデメリットがあります。
指を吸うという行為は、前歯を指で押し出す形となり「出っ歯」の状態になってしまいます。
また、上下の前歯の間に隙間が生じ、開咬(かいこう)を引き起こす原因にもなるため注意が必要です。
さらに、指しゃぶりをすることで舌が本来あるべき正しい位置に収まらなくなり、噛み合わせの乱れや顎の成長に偏りが生じる場合もあります。
指しゃぶりによる歯並びへの影響は3~4歳以降といわれていますが、すぐにやめられない子も多いため、できるだけ早い段階でやめるように声がけをしましょう。
言葉や発音の発達に影響する可能性
2歳児の指しゃぶりは、言葉や発音の発達に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
指を吸う動作は、舌が前に突き出る癖を助長し、口を閉じる筋肉や舌を適切に動かす筋肉の発達を妨げる要因となります。
その結果、舌足らずな発音になったり、空気が漏れるような口呼吸が習慣化したりするリスクが高まります。
また、指しゃぶりが継続することで舌が正しい位置に収まらず、発音だけでなく、食べ物や飲み物を飲み込む嚥下(えんげ)機能にも影響を及ぼす可能性があるため、注意しなければなりません。
指や爪周りの炎症・感染症
2歳児の指しゃぶりが習慣化すると、指や爪周りの炎症や感染症を引き起こすリスクが高まるデメリットがあります。
指を長時間吸い続けることによって指先の皮膚が湿った状態となり、皮膚が傷つきやすくなるため細菌や真菌が侵入しやすくなります。
また、2歳頃は虫を触ったり、泥遊びをしたり、活発に活動するため手指が汚れやすく、汚れた手をそのまま口に入れることで感染症にかかるリスクが高まります。
2歳以降も指しゃぶりが止められない場合は、手指の炎症や感染症のリスクが高まるため衛生管理に気を付けましょう。
2歳児の指しゃぶりを無理にやめさせると逆効果!?

指しゃぶりを厳しく注意したり、無理にやめさせたりすることは逆効果となる可能性が高いため注意が必要です。
特に、2歳の子どもにとって指しゃぶりは、精神的な安定を得るための自己調整行動として定着しているため、いきなり禁止しても効果は期待できません。
むしろ、厳しく叱責してやめさせようとすると、子どもは不安やストレスを感じ、他の物事に強く執着してしまうといった別の癖に置き換わってしまうリスクがあります。
指しゃぶりは無理に中断させるのではなく、子どものペースに合わせて徐々に減らしていくことが重要です。
習慣になっている指しゃぶりを卒業させるためには、まずその原因を突き止めてあげましょう。
- 退屈しのぎ
- 生活リズムの乱れ
- 不安感
- 何かを我慢している
指しゃぶりは卒業できたとしても、環境が変わったり、不安な体験をしたりすると、一度なくなった指しゃぶりが再開することもあるため、子どもの心の状態を理解してあげることが必要です。
親が「無理やりやめさせる」のではなく「やめようという気持ちを持たせる」ことが重要であり、指しゃぶりをやめた方が良い理由を子どもに分かりやすく説明してあげましょう。
2歳児の指しゃぶりは無理やりやめさせるのではなく「指しゃぶりをしなくても良い環境」を作り、卒業への道のりをサポートしてあげましょう。
2歳の指しゃぶりへの対応法

「実際にはどうやってやめさせるの?」「言葉で説明したけれどあまり理解してくれない」と、お悩みの方も多いでしょう。
2歳児の指しゃぶりをやめさせるためには、子どもが指しゃぶりに頼らなくても精神的な安定を得られるように環境を整えることが最も重要です。
ここでは、2歳の指しゃぶりを子どもの心に寄り添いながら、自然な卒業を促すための対応法を解説します。
スキンシップと遊びの時間を増やす
2歳児の指しゃぶりを減らすためには、スキンシップと遊びの時間を増やすことが効果的です。
ボーッと過ごしている時や退屈している時に指しゃぶりが増えるため、手を使った遊びやおもちゃを使ったやりとりを充実させてあげましょう。
特に、不安を抱えているように感じた際には抱っこするなどしてスキンシップを取り、指を忘れさせるようサポートしてあげます。
手遊びは言葉の発達やリズム感、反射機能の向上に繋がり、コミュニケーション能力も高めるなど、さまざまなメリットがあります。
スキンシップや遊びの時間が増えれば、子どもは親からの愛情を直接感じ、指しゃぶりに代わる安心感と満足感を得られます。
まずは、パパやママとの時間を増やし、指しゃぶりから卒業できるよう子どもの気持ちを満たしてあげましょう。
寝る前の絵本タイム
2歳児が指しゃぶりをしやすい入眠前には、絵本タイムを設けることがおすすめです。
指しゃぶりは入眠儀式や不安を解消する手段となるため、寝る前の時間をリラックスできる穏やかな時間に置き換える必要があります。
パパやママが絵本を読み聞かせることで、子どもは気持ちを落ち着かせられ、同時に絵本に集中することで指しゃぶりから意識を逸らすことが可能です。
子どもの入眠前の不安定な気持ちを理解し、絵本タイムを設けて指しゃぶりへの依存度を徐々に減らしてあげましょう。
寝ているときは手を握ってあげる
起きている時間はスキンシップや声かけによって指しゃぶりをやめられていても、眠っている間に指しゃぶりをしてしまう子も多くいます。
2歳児が寝ている間に指しゃぶりをしている場合、無理に指を抜くのではなく、そっと子どもの手を握ってあげることが有効です。
寝ている間の指しゃぶりは、眠りの浅いときや不安を感じたときに無意識に行われる自己安定化行動といえます。
2歳児が寝ているときに指しゃぶりをしている場合は、手を握って安心させてあげましょう。
外遊びで好奇心を刺激する
2歳児が退屈しのぎで指しゃぶりをおこなっている場合は、お散歩や外遊びを通して好奇心を刺激してあげると効果的です。
外遊びは体を思い切り動かす楽しさや、新しい発見への集中力を高めるため、遊びに熱中していれば自然に指しゃぶりをする時間は減少します。
子どもの好奇心を刺激し、心身ともに充実した時間を過ごさせることで、指しゃぶりの原因となる「退屈な時間」を取り除けます。
平日は難しい家庭も多いとは思いますが、休日は公園やお散歩に出かけ、外遊びの時間を確保してあげましょう。
2歳の指しゃぶりは専門家に相談すべき?

子育てで不安な事がある方の中には「誰かに相談したい」「専門家の正しい意見が聞きたい」と感じている方も多いでしょう。
2歳児の指しゃぶりの相談先は、小児科や保健センターなどさまざまです。
ここでは、2歳の指しゃぶりを相談するタイミングや、実際に筆者が相談した際の体験談などを紹介します。
指しゃぶりを専門家に相談するタイミング
2歳児の指しゃぶりを専門家に相談するタイミングは、子どもの生活や健康を妨げる要因になり始めた時期です。
特に、3歳を過ぎても一日の大半で指を吸い続けたり、吸う力が非常に強く前歯の噛み合わせに目に見える変化(前歯が開いている状態など)が出てきた場合は、小児歯科医に一度相談してみましょう。
また、指しゃぶりをやめさせようとすると極度に泣き叫ぶ、他のことに全く集中できなくなるなど、情緒的な安定を著しく欠く場合も相談する目安といえます。
指しゃぶりの原因を探るために、小児科や子育て相談窓口の心理の専門家に話を聞いてもらうと良いでしょう。
無理に一人で解決しようとせず「ちょっと心配だな」と感じたら、適切な専門家に相談することで、子どもに合った正しい卒業方法を教えてくれます。
子どもの指しゃぶりや発達に関して、専門家に相談するママパパは多くいるため「こんなことで相談していいのかな?」「なんだか緊張するな」と臆せずに、気になることや心配事を相談してみましょう。
2歳児の指しゃぶりに関する相談先
指しゃぶりについて誰に相談したら良いか迷ったら、悩みの内容に合わせて相談先を選ぶのがおすすめです。
3歳を過ぎても指しゃぶりが続き、前歯の噛み合わせや顎の成長に影響が出ているか心配な場合は、小児歯科や矯正歯科医に相談しましょう。
歯科の専門家は、口腔機能の観点から適切なアドバイスや指導をしてくれます。
また、「愛情不足ではないか」という精神的な不安や、家庭でできる具体的な対処法を知りたい場合は、お住まいの地域の保健センターや子育て支援センターの保健師・心理士に相談するのがおすすめです。
保健師・心理士に相談すると、子どもの気質や発達段階に合わせた生活習慣のヒントを教えてくれます。
指しゃぶりの他に極度の不安や情緒の不安定さなど、他のストレスサインも見られる場合は、小児科や発達相談センターで総合的なチェックを受けることもおすすめです。
指しゃぶりへの不安は一人で抱え込まずに、専門家のサポートのもと、子どもに合った方法で卒業させてあげましょう。
実際に指しゃぶりを小児科医に相談した体験談
筆者には2人子どもがおり、上の子が2歳を過ぎても指しゃぶりがやめられませんでした。
何度も一人で悩んだり、ネットの指しゃぶりに関する記事を読んだりしていました。
そのたびに「指しゃぶり=愛情不足」という情報があり「私の育て方が悪いのか」「自分のせいでこの子につらい思いをさせているのかな」など、不安に感じ自分を責めていました。
そして、総合病院を受診した際に「指しゃぶりがやめられないのですが、私の愛情不足が原因でしょうか?」と小児科の先生に相談しました。
まず、第一声目に「指しゃぶりは愛情不足ではありません」と、言い切られたのを覚えています。
そして、子どもと親の愛情について、以下のように話してくれました。
子どもが欲しがる愛情の量はそれぞれ。
愛情を水に例えると、バケツ1杯の愛情で満足する子もいれば、プール1個分の愛情を欲しがる子もいます。
でも、お母さんの愛情にも限界がある。きょうだいがいれば尚更。
指しゃぶりをしているから愛情不足ということはない。
愛情はあげられる分、あげればいい。
筆者はこの先生の言葉で「愛情不足かも」「自分のせいかも」という悩みが和らぎました。
子どもによってはずっとママパパに甘えていたい子もいれば、一人遊びが得意な子もいます。
「自分の子どもは愛情がたくさん必要な子なんだ」「無理せずあげられるだけの愛情を与えてあげればいい」と気付きました。
専門家に相談すると抱えている不安や疑問が解消でき、毎日心に余裕をもって子どもに接してあげられるようになります。
子どもの指しゃぶりや発達に不安を感じているママパパは、ぜひ専門家に相談して悩みや不安を解消しましょう。
指しゃぶりは愛情不足のサインじゃない!卒業を焦らず見守る心が大切

2歳の指しゃぶりは、多くのママパパが心配する愛情不足のサインではなく、子どもが安心感を確保するための大切な自己調整行動です。
まずは指しゃぶりをネガティブに捉えるのをやめ、成長の証として温かく見守ってあげましょう。
指しゃぶりをした際に無理に指を抜いたり叱ったりすると、逆効果になるためスキンシップや遊びの時間を充実させ、心の満足感を満たしてあげることが大切です。
また、2歳頃までの指しゃぶりは見守りで心配いりませんが、3歳を過ぎても続く場合や歯並びに影響が出始めたら、小児科や小児歯科などの専門家への相談を検討するタイミングといえます。
2歳児の指しゃぶりは愛情不足ではないため、子どもの心や発達状況に合わせてサポートしてあげましょう。