ただでさえ壮絶な年子育児ですが、その中でも特に大変なのがワンオペでのお風呂ですよね。
まだまだ目が離せない上の子と、生まれたばかりの下の子。
年子はどうやって一緒にお風呂に入ればいいの??と不安をかかえる年子ママも多いでしょう。
今回は年子のワンオペお風呂の攻略法をご紹介します。
年子のワンオペでのお風呂を乗り切るには、事前準備と便利アイテムが重要なカギとなります。
年子ママはぜひ参考にして、ワンオペお風呂を乗り切ってみてください!
年子のワンオペお風呂はなぜ大変?
年子のワンオペ育児の中でも最大の難関ともいわれるお風呂ですが、なぜ大変なのでしょうか?
それは、まだ自分で危険を回避できない小さな子供を、溺れたり滑って転んだりしやすい危険な風呂場で、2人も見ていなくてはいけないからです。
特に年子の場合、下の子がまだ赤ちゃんで目が離せない状態にもかかわらず、イヤイヤ期&好奇心旺盛な上の子の安全確保をしなくてはいけません。
まだお風呂場は滑りやすいことや、溺れたら危険ということが分からず、やりたい放題の上の子。
中にはお風呂に入りたくないと泣き叫ぶ子もいるでしょう。
それに対し、目が離せず長時間お風呂に入れない下の子。
子供たちと楽しくお風呂~♪ではなく、まるで戦場です。
ママの頭や体をゆっくり洗う余裕はなく、今日もまともに洗えなかった…という日を何度も経験しました。
子供1人をお風呂に入れるだけでも大変なのに、小さな子供をママ1人で2人も同時に入れるのだから「最大の難関」といわれるのも納得です。
年子のワンオペお風呂の基本的な流れ
年子育児が始まり、ワンオペお風呂に苦戦しているママが少しでも楽になるよう、おすすめのやり方を紹介します。
以下は私が実際におこなっていた、基本的な流れです。
私は下の子が3ヶ月になるころから、みんなで一緒に入るようになりました。
- ステップ1お風呂の準備
リビング・風呂場・脱衣所を温める(冬場)
全員のタオル・着替え・保湿剤など必要なものの準備
下の子用のバウンサー準備 - ステップ2洗う
上の子→大人→下の子の順で洗う
下の子は月齢にあわせてバウンサーで脱衣所に待機orバスチェアで浴室で待機 - ステップ3みんなで湯舟
子供は体温が上がりやすいので5~10分ほどで出る
- ステップ4出る
下の子→上の子→大人の順で出る
下の子はバウンサーで待機 - ステップ5着替え&保湿
しっかり保湿して下の子から着替えさせる
- ステップ水分補給&ドライヤー
お白湯か麦茶で水分補給
下の子→上の子→大人の順でドライヤー
年子のワンオペお風呂では洗う順番や、出る順番を考える必要があります。
年子のワンオペお風呂をスムーズにするポイント
子供たちは機嫌よくお利口にお風呂に入っているのに、ママの準備不足でバタバタとしていたら意味がないですよね。
年子のワンオペお風呂をスムーズにするポイントを解説します!
年子のワンオペお風呂は事前準備をしっかりと!
年子のワンオペお風呂は事前準備が重要なカギとなります。
事前準備をしっかりすると大変なワンオペお風呂がスムーズにおこなえるので、以下を参考に準備をしてみてください。
着替えの準備
下の子が短肌着+コンビ肌着+長袖ウェアを着ている場合は全て重ねて袖を通し、一度で着られるように準備しましょう。
上の子の服も、まだ自分で着られない場合も全て広げ着させやすいようにしておく。
子供から目が離せない時期は、カーテンを閉めてママもリビングで一緒に着替えましょう。
お風呂の出入り口に下の子用のバウンサーを用意
新生児から使えるバスチェアもありますが、冬場は上の子とママが洗っている間にお湯がかかって体が冷えてしまうので、脱衣所のバウンサーに置いておくのがおすすめです。
自分で動き始める6ヶ月頃まではおとなしくバウンサーに乗っていてくれるので、その間にササっと上の子とママを洗います。
6ヶ月を過ぎてバウンサーに1人で乗せておくのが心配になったら、風呂場にマットを敷いて寝かせるか、バスチェアを活用しましょう。
脱衣所でバウンサーに乗せる際は服は脱がし、体が冷えないようにバスタオルやひざ掛けなどをかけてあげてください。
身体を洗う順番は「上の子→大人→下の子」
下の子が脱衣所のバウンサー、もしくは風呂場のバスチェアで待っている間に上の子を洗いましょう。
洗った後は浅く張った湯舟でおもちゃで遊ばせている間にママが急いで洗います。
下の子はまだ小さく体温も下がりやすいので、できるだけお湯がかからないようにするか、シャワーや桶でお湯をこまめにかけて寒くないように工夫してください。
上の子を1人で湯舟に入れるのが心配な場合はお風呂マットの上に下の子と一緒に待たせてもOK!
私は2人が寒くないようシャワーのお湯を出しっぱなしにして、お湯で遊ばせていました。
みんなで温まりタイム
全員洗い終わったら、みんなで湯舟に入り温まりタイムです。
下の子を抱っこして入り、上の子が滑って溺れないように見守りながら湯船につかります。
1~4歳の子どもの死因で多い「不慮の事故」の中で、2番目に多いのが浴槽での溺死なので目を離さないようにしっかりと見守ってください。
湯船に浸かる時間は大人の半分がベストといわれているので、5~10分で出ましょう。
子供は大人に比べて体温が上がりやすいため、お湯の温度や長湯に注意が必要です。
子供の顔が真っ赤になっていたり、汗を多くかいていたりする場合はお湯の温度を下げ、浸かる時間を短くしましょう。
上がる順番は「下の子→上の子→大人」
お風呂から出るときはまずは下の子から出しましょう。
お風呂の入り口に置いたバウンサーにバスタオルをひいておくと、出るときに濡れたままバスタオルにくるむだけで済みます。
次に、湯冷めしないように上の子を拭いて、最後にママを拭きます。
全員拭いている時間がない場合は、ママも子供もバスローブを活用しましょう。
濡れたままバスローブを着て、上からトントンと押さえれば、ほとんど水分がふき取れます。
上の子が女の子で髪が長い場合は、タオルキャップを頭にかぶせておくと、水が垂れてこなくておすすめです。
全員分のクリームを塗っている間に、タオルキャップが髪の毛の水分を吸収してくれるのでドライヤーの時間も短縮できます!
入浴後に欲しいものは手の届く場所にまとめておく
入浴後は以下のようなものが必要になります。
すべて手の届く範囲に準備しておき、湯冷めしないうちにすべて終わらせられるようにしましょう。
下の子やママの支度をしているうちに、上の子がぐずらないようにお気に入りのおもちゃなどを準備しておくのもOK!
毎日お風呂でつまらない思いをしていると「お風呂=つまななくてイヤ」になってしまう可能性があるので、子供たちが楽しめる工夫も必要です。
湯上りは水分補給!
子供は体温が上がりやすく、お風呂でも汗をかいているのでしっかりと水分補給させましょう。
麦茶や湯冷ましがおすすめですが、月齢が低いうちは母乳やミルクでもOKです。
下の子の月齢別ワンオペお風呂の入れ方
上記では下の子をバウンサーに乗せている間に上の子とママを洗うやり方を紹介しました。
しかし、下の子の月齢によってはバウンサーで待っていられない場合があります。
下の子の月齢別のおすすめの入浴法を紹介するので参考にしてみてください。
新生児~3ヶ月頃
下の子が産まれてから1ヶ月の検診までは沐浴させていると思います。
検診で問題が無ければ、もう大人と一緒にお風呂に入っていいといわれますが、無理に一緒に入らなくても大丈夫です。
首が座るまでの3ヶ月頃まではまだベビーバスに入るので、一緒に入るのが大変なようならベビーバスを活用しましょう。
上の子がお昼寝している間にササっと下の子だけべビーバスでお風呂を済ませると、とても楽になります。
3ヶ月頃~動きはじめまで
個人差がありますが、生後6ヶ月頃からずりばいやハイハイが始まります。
自分で動き回るまでは脱衣所に置いたバウンサーなどに寝かせておいて、その間に上の子とママを洗ってしまいましょう。
動きはじめ~
バウンサーの上で寝返りをしたり、1人で降りれるようになると危ないため目が離せなくなります。
下の子が自由に動き回れるようになったら、一緒にお風呂場に行きましょう。
下の子はバスチェアやお風呂マットに座らせ、上の子とママを洗ってください。
この時期からママがとても大変になるのですが、しばらくして2人で浴槽の中で遊べるようになるとグッと楽になるのでそれまで頑張って乗り越えましょう。
生理中の年子のワンオペお風呂はどうする?
生理中に年子の子供と一緒にお風呂に入るは憂鬱ですね。
うちの子は赤くなったお湯が気になって触ろうとしたりしたので、生理中はいつもよりも大変でした。
生理中はどうやって入ればいいの?と思うママのために生理中のワンオペお風呂のやり方を解説します。
基本的はいつもどおり
生理中でも基本はいつも通りで大丈夫です。
湯船もママの体をきれいに洗った後なら、一緒に入浴しても衛生上問題はありません。
出血したときはお湯ですぐに流し、できるだけ浴室内を清潔に保ちましょう。
ママの入浴後の準備が重要
入浴前に下着にナプキンをセットしておき、タオルで拭いたらすぐにはけるように近くに置いておきましょう。
タオルに経血が付く可能性もあるので、バスタオルは別にするか、ママが最後に拭くようにしましょう。
入浴中の出血が気になる方はタンポンや経血カップなどを活用するのもおすすめです。
出血が気になるときは別々に入浴もOK
生理中は体調を崩すママも多く、さらに出血が多い日などは1人で2人の子供をお風呂に入れるのは大変ですよね。
そんな日は無理せずに、別々に入浴することも検討してみてください。
ママは服を着たまま子供たちを先にお風呂に入れ、パパが帰宅した後にゆっくりお風呂に入るのもおすすめです。
年子のワンオペお風呂の必須アイテム!
年子のワンオペお風呂をうまく攻略するコツは、さまざまな便利アイテムを活用することです!
おすすめのアイテムを紹介するので、ぜひ使ってみてください!
飽きさせないお風呂用おもちゃ
3人一緒に入ることになると、どうしても待ち時間が長くなってしまいます。
途中で飽きてぐずり始めないように、おもちゃを用意するのがおすすめです。
子供は好きなおもちゃでもすぐに飽きてしまうことがあるので、いくつか用意しておきましょう。
お風呂に行く前に「今日はどのおもちゃにする?」と持っていくおもちゃを自分で選ばせるのもおすすめです。
お風呂のおもちゃは、リビングなどで遊ぶと特別感がなくなってしまうので注意が必要です。
お風呂でしか使えないおもちゃなので特別感があり「あのおもちゃがあるからお風呂に行こう!」と思ってくれます。
できるだけお風呂だけで使うようにしましょう。
拭く時間短縮!バスローブ
「バスタオルがあるし、バルローブっていらないんじゃない?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
子供がグズッて泣いていて、自分の体を拭くのも困難なことが何度かありました。
さらに、冬は子供2人の支度をしている間とても寒いので、バスローブを羽織っておくことで温かく過ごせます!
危険回避のお風呂マット
お風呂場は滑りやすく、危険なためお風呂マットをひいておきましょう。
下の子が動き出してお風呂場の外で待てなくなってからは、お風呂マットの上で待つことになるので重宝します。
湯冷め対策ヒーター
浴室暖房が付いていても、脱衣所には暖房がついていない家庭が多いのではないでしょうか?
浴室が温かくても、脱衣所が寒いとすぐに湯冷めしてしまいます。
特に下の子は先に脱衣所に出てバウンサーで待っている時間が長いため、脱衣所も温かくしてあげたいですよね。
最近では壁掛けタイプも販売されており、子供が触って火傷する心配がなくなりました。
壁に穴をあけたくない方は、タオル掛けにかけれるヒーターもあるのでおすすめです!
大活躍バスチェア
やはりお風呂で大活躍するのはバスチェアですね!
こちらはアップリカの新生児から使えるバスチェアです。
リクライニングの角度を月齢に合わせて変えられるので長く使えます。
↓このタイプはしっかりと1人で座れるようになってから長く使えます。
エアーポンプ内臓なので、空気入れが無くてもOK!
うちでは外で水遊びするときにも活躍しました!
下の子用のハイローチェアorバウンサー
ハイローチェアやバウンサーはお風呂以外にも、家事をしている間やお昼寝にも使えて1台あると重宝します。
このハイローチェアは高さが5段階で調節でき、電動スウィングもついています。
↓こちらのバウンサーはキャスターが付いていて、ママが引っ張って部屋の中をお散歩できます。
バウンサーでキャスターが付いているタイプは少なく、お昼寝しているときに移動させたい場合など便利ですね!
あると便利なタオルキャップ
上の子が女の子で髪が長い場合は、ドライヤーをかけるまでに水が垂れてきてしまうため、あると便利なアイテムです。
夏場は水遊びやプールのときにも使えます。
なくても平気ですが、めちゃくちゃかわいいのでおすすめです!
まとめ
年子のワンオペお風呂は壮絶で、1日の最大の難関といえますね。
特に寒い時期は、子供2人のお世話をしている間にママが毎回湯冷めして寒い思いをしてしまいます。
年子のワンオペお風呂は事前準備をしっかりとおこなって、スムーズに進めることが重要です。
今回紹介したお風呂の入れ方や、便利アイテムを活用して乗り切りましょう!
今は大変ですが、少し大きくなると2人で仲良く浴槽で遊ぶようになりますよ。
いつかは一緒にお風呂に入ってくれなくなる、と思うと今の大変な時間もいとおしいですね。
大変な時期も今だけと思って乗り越えましょう!