「双子よりも大変」と言われる年子育児。
私は上の子が一歳9カ月の時に下の子を出産しました。
それはそれは、とても壮絶な育児生活でイライラしっぱなしの日々でした。
毎日毎日、その日を終わらせるので精一杯。
年子育児で大変なのは下の子が産まれてすぐから、3歳になる頃と言われています。
年子育児が大変すぎて、イライラしているママ!
年子育児の上手な乗り切り方や、イライラの解消法などをご紹介致します。
年子育児は大変!?イライラの原因とは?
年子育児はなぜ双子よりも大変だと言われているのでしょうか?
私も年子育児で毎日イライラしっぱなし、もう限界!と何度も思いました。
子供たちが大きくなった今では、なぜあの時あんなにイライラしていたのだろう?と思うことがたくさんあります。
年子育児のイライラの原因をお伝えします。
目が離せない2人の赤ちゃん
年子育児が壮絶なのは、月齢の違う赤ちゃんが2人いるのと同じだからです。
年子の場合、どちらも幼く危険なことも多いため目が離せません。
年子育児の注意ポイントは数えだしたらキリがなく、壮絶な日常が想像できます。
小さい頃は、危ないことがまだ分からず、いろんなものを手に取ったりなんでも挑戦しようとします。
ダメだと言ってもまだ伝わるわけもなく、お世話や家事をやりたくてもスムーズに進まないことについ、イライラしてしまいます。
3時間ごとの授乳と3回の離乳食
上の子がやっと3回食まで進み、食事の時間も大人と同じになり「やっと一緒に食事の支度ができる!」と思った頃にまた3時間おきの授乳スタートです。
月齢が近ければ、上の子もまだ幼児食かもしれません。
大人の食事、幼児食、そして授乳とミルク。
ママはやることがいっぱいでつい、イライラしてしまいます。
ミルク・幼児食・大人の食事、3種類の食事を用意して、洗い物もたくさん。
おまけに食べこぼしもまだまだ多く、着替えやシャワーに連れて行かなくてはならないことも多々出てきます。
ここで私が年子育児で経験したタイムスケジュールをご紹介します。
- 5:00下の子授乳&ミルク
- 7:00上の子・大人朝食
- 8:00下の子授乳&ミルク
- 10:00上の子午前のおやつ
- 11:00下の子授乳&ミルク
- 12:00上の子・大人昼ごはん
- 14:00下の子授乳&ミルク
- 15:00上の子午後のおやつ
- 17:00下の子授乳&ミルク
- 18:00上の子・大人晩ごはん
- 20:00下の子授乳&ミルク
下の子が生まれたばかりの頃は、こんなタイムスケジュールで動いていたのかと改めてびっくりしました。
タイムラインで見るととても分かりやすいのですが、上の子と下の子の食事が交互にやってきます。
ママは2時間ごとにキッチンに立ちそれぞれの食事を用意しなくてはなりません。
そこに手のかかる赤ちゃんが2人。食事の準備をしたくても思うようにできず、もう壮絶過ぎてキャパオーバーって感じでした。
食事の回数分洗い物も増え、シンクの中には食器があふれていることも度々ありました。
「年子だとこんなに食事が大変なのか!」とごはんを作りながらイライラしたこともあります。
2人分の夜泣き対応
夜泣きが多い子・少ない子。泣き方が激しかったり回数が多かったりと、夜泣きは個人差があります。
睡眠不足は人をイライラさせ、平常心を保てなくなります。
私の上の子は夜泣きの回数が多い子で、3歳になるころにもまだまだ夜泣きはあり、多い時には一晩で5、6回泣いていました。
泣く回数は多いですが、抱っこするとすぐに泣き止み眠ってくれます。
しかし、1時間も経たないうちにまた泣いていました。
上の子の夜泣きだけでも大変なのに、下の子も一緒に泣き出す。
そして夜中の授乳&ミルク。
もう眠気はMAXで「いい加減にしてよ!!」と毎晩イライラしていました。
年子育児のイライラ解消法は?
我が子はとても愛おしく、寝顔なんて天使のようにかわいい。
だけど毎日家事と年子育児に追われ、イライラしてばかり。
想像していた育児とはかけ離れ、うまくこなせない自分にもイライラ。
年子育児にイライラせず、楽しく子育てしたい!そう思うママも多いはず。
年子育児のイライラ解消法はどんなものがあるのでしょうか?
それは、どれだけ手抜きできるかが勝負!なんです。
授乳・洗濯・掃除・ご飯の支度・買い出し。ママはやることが多すぎますよね。
完璧を求めると、できないことにイライラしてしまい辛くなってしまいます。
今やっている家事育児の全てを見直してみましょう!!
きっとやらなくてもいい仕事があるはずです。
私は元々ズボラな性格のため、無駄な家事育児を省くことには優れていました!
みなさんに手抜きをするコツをお教えします。
毎日掃除しなくても全然平気!危険な物だけ隠しましょう!
正直、掃除っていくらでも手を抜けますよね!
掃除機だって毎日かけなくても大丈夫です!子供がたくさん過ごす部屋だけきれいにしましょう。
めんどくさかったら、危ないものを子供の手の届かない高い場所に上げるだけでも、それは「片づけ」に入ります!
危険な物にだけは充分注意して、後は「さすがにそろそろ掃除しなきゃな」となるまでお休みしてみましょう。
子供を見ながら掃除することは、とても大変なことです。
できれば旦那さんに「掃除するから子供を1時間みてて」と伝え、2人で分担しましょう。
もしくは「掃除するのと、子供を見ているのどっちがいい?」と思い切って聞いてみるのもおすすめです。
選択肢を与えることで「自分で選んだ」という自覚が沸き、しっかりと手伝ってくれるでしょう。
洗濯も手抜き対象!わざわざたたまなくてもOK!
子供が小さいと、食べこぼしや上の子のトイレトレーニングで洗濯ものがたくさん出ますよね。
なので私も洗濯は基本毎日していました。
じゃあ洗濯は手抜きできないの?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません!
洗濯の手抜き方法は畳まないことです。
乾いた洗濯物、毎日1枚ずつ畳んでいますよね。
私は畳みません!畳まずまた着ます!(笑)
さすがに全て畳まないことはできませんが、そのまま夜に着るものは畳みません。
なるべく畳まずに着るということを繰り返し、洗濯物の負担を減らしました。
パジャマは大人も子供も2着をローテーションさせ、着ているか洗濯機に入っているかのどちらかという感じでした。
洗濯機で乾燥まで行い、そのまま使うということが一番効率が良かったのですが、我が家の洗濯機はなかなか乾燥できず、とても時間がかかってしまい諦めました。
ドラム式洗濯機をお使いの方は、この方法で干すことと畳むこと両方を短縮させることが出来ると思います。
食器は多めに用意!洗い物は回数を減らして時間短縮!
家族が増えた分、食器の数も増えますよね。
授乳時の哺乳瓶や食事で出る食器。毎回洗っていると時間がいくらあっても足りません。
食事の回数が多いため、キッチンから離れることができず、1日中キッチンに立っていることになります。
そのため、私は食器を多く準備することにしました。
- 哺乳瓶3本
- 上の子用コップ3つ
- 大人の食器 茶碗・汁椀4セット
- お箸6膳
私と主人、子供2人の4人家族です。
食器を多くすることで、こまめに洗い物をしなくて済みました。
朝ごはんと昼ごはんの食器をまとめて洗う。
おやつと晩御飯の食器をまとめて洗う。
食事のたびに洗い物をする生活から、1日2回の洗い物で済むようになりました。
時には夜にまとめて1日分の洗い物をすることもありました。
哺乳瓶も3本あるので半日に1回、洗浄と消毒するだけで済みます。
食べたら洗うという概念を捨て去り、無駄を省きましょう。
洗い物が減るだけで家事の負担が減り、イライラも収まってきます。
頼れる人は全て頼るべし
子供一人を育てるのも大変なのに、年子育児では倍大変になってきます。
年子育児でイライラしているママたち、頼れる人はいますか??
自分を助けてくれる人たちの顔を思い浮かべて数えてみましょう。
自分の親兄弟、義理の親、身近な親族。
自分の親には頼れるけど、義理の親にはなかなか頼れない!そんな方も多いと思います。
私も疲れたな、今日は少しゆっくりしたい。そんな時には自分の実家によく帰っていました。
しかし義理の家となるとそうもいかず。むしろ気を使って余計疲れてしまう人もいますよね。
私もその中の一人でした。
そんなある日、友人から言われた言葉で目が覚めました。
「なんで義理の親に頼らないの?」
別に頼れないわけじゃないけど…
「使えるものは使わなきゃ。義理の親だって子育てしてきたんだから。
戦力になる物は使わなきゃもったいないでしょ。」
「むしろ旦那より戦力になるでしょ。笑」
目からウロコが落ちました。
そう、義理の親も一通り子育てしてきているんです。
確かに時代は違い、育て方も違うかもしれません。しかし年子育児でイライラしているママたちにとっては、義理の親は大切な戦力!頼れる人なんです!
年子育児でイライラして余裕が無くなったら、頼れる人に助けてもらいましょう。
「1日子供を見ててもらう、家事をやってもらう」そんなことできない!
そう思うかもしれませんが、そこまでしてもらわなくても大丈夫です。
一緒に子供を見ててもらうだけでもう負担が激減します。
1人で抱え込むことが一番イライラの原因になります。
便利グッズを使ってイライラ解消
最近では便利グッズがたくさん販売されていますね。
便利グッズを使ってママの負担を減らすこともイライラ解消につながります。
- ベビーベット
- ベビーカーステップ
- 抱っこ紐(双子用)
ベビーベットは上の子が下の子にいたずらしたり、お昼寝中にちょっかいかけるのを防止できます。
抱っこ紐も双子用の物を使えば、二人同時に抱っこできます。
年子だとまだ上の子も抱っこ紐で抱っこしていてもおかしくない月齢です。
思い切って双子用抱っこ紐を使ってみてはいかがですか?
中でも長く使えるのは、ベビーカーのステップです。
ほとんどの商品が、お使いのベビーカーに取り付けることができます。
下の子をベビーカーに、上の子をステップに乗せれば、お散歩もお買い物も楽に行動できます。
上の子は歩きたがる時もあれば、「抱っこして!」と言ったりベビーカーに乗りたいとグズる事も多く、その時の気分次第です。
買い物して重たい荷物が多いときに上の子が「抱っこして!!」とぐずり始めたらもう大変。
重たい荷物を持ちながら上の子を抱っこ、そしてベビーカーを押すのは無理です!!
上の子もまだ体力もなく、すぐ疲れるためベビーカーに取り付けられるステップを用意してあげるといいですよ。
ステップなら自分でいつでも乗り降りができるので、年子育児には重宝します。
しっかりリフレッシュしよう
年子育児のイライラ解消法で一番大切で、一番効果的なことはママがリフレッシュすることです。
「母親になったんだから、しっかりしなくては!」
「子供を置いてリフレッシュなんてしていいのかしら?」
年子育児でイライラしているママだからこそリフレッシュが必要なんです。
イライラしているということは、頑張りすぎて余裕がなくなっているということ。
ママのイライラは子供にとって大きなストレスです。
どれだけ繕ってニコニコしていても、子供には全て伝わっています。
そして子供も気付かないフリをしています。
だからこそ、しっかりとリフレッシュしましょう。
リフレッシュ方法は人それぞれ。自分が一番リフレッシュできる方法を選びましょう。
紹介したリフレッシュ方法、子供がいたらどれもできないわ!と思った年子ママ!
「私には今リフレッシュする時間が必要なの」と、パートナーに素直に伝えましょう。
ママが一人でリフレッシュする時、大抵子供の面倒はパパに頼みますよね。
ただ、子守を頼まれると負担に感じてしまうパパも多いはず。
私は先に大変な役を買って出て、楽な方を頼むから少し時間をちょうだい!と言っていました。
例えば・・・
ママ:服脱がす・洗う・拭く
パパ:着替え・ドライヤー
小さい子はまだ一人で身体を洗うこともできません。
シャンプーも嫌がって泣きわめきます。
それが2人も。どう考えても子供2人を風呂に入れる方が大変。
だからこそ自分が先に大変な方を選び、その代わりに一人の時間を要求する。
私はこの方法で自分の時間を確保していました。
お風呂を出た時にはイライラも収まり、しっかりリフレッシュできています。
もし、「パパも仕事が忙しい」「たまにはパパと一緒にゆっくりデートしたい」という場合には、ベビーシッターサービスを利用してみましょう。
まとめ
年子育児は本当に大変で、毎日がイライラの連続。
年子育児でイライラする原因を理解し、しっかりと解消していきましょう。
今回紹介したことをまとめてみます。
- 年子育児が大変なのは月齢の違う赤ちゃんが2人いるのと同じだから
- お世話や家事がスムーズに進まないことについ、イライラする
- 密になる食事のタイムスケジュール
- 2人分の夜泣きで睡眠不足
- 掃除は手抜きでOK!危険な物だけ気を付けよう
- 洗濯物は全部畳まず、そのまま使えるものを見つけよう
- 食器を多く用意して洗い物の回数を減らそう
- 頼れる人は全て頼るべし
- 便利グッズを活用してイライラ解消
- しっかりリフレッシュすることが大切
いかがでしたか??
私も皆さんと同じように年子育児が壮絶過ぎて、毎日イライラしていました。
その頃はなぜこんなにイライラしているのか、自分でも分からないくらいずっとイライラしっぱなしでした。
年子育児にイライラして疲れ切っているママたち。
年子育児は幼児期が重なりとても大変ですが、あっという間に2人とも大きくなってしまいます。
イライラを解消して、ぜひ年子育児を楽しんでください!